プロバイダによる速度の違い

インターネットを利用する際、必ずお世話になるのがプロバイダ。
正式には“インターネット・サービス・プロバイダ(isp)”と言います。

動画やネットゲームなど、リッチコンテンツが増えてきた現在、なるべく速いプロバイダを選びたいところです。

プロバイダによる速度の決定要因

  • プロバイダ・回線の設備(スペック)
  • LANケーブル・Wi-Fiなど利用者側(宅内)のスペック
  • プロバイダ加入者の混雑具合

プロバイダ・回線のスペックで高速化

平日の昼間は速いのに、夜になると遅くなる

プロバイダの速度は、利用者が増加すると遅くなります。

高速道路の渋滞をイメージしてください。
ゴールデンウィークなど、交通が集中する季節や時間帯は、渋滞して速度を出せません。

高速道路が渋滞

光回線も同じで、高速通信ができるインフラが整ってはいますが、混雑すると遅くなる。
もちろん、プロバイダ・回線業者も、スペック向上や設備の充実で、遅くなる要素を排除しています。

高速道路では料金所のETC導入で、渋滞を緩和しました。
プロバイダでは、NURO光がGPONで、とくとくBBではIPV6で、滞りやすいポイントを素早く流す技術を導入しています。

NURO光が速い理由
最近では、テレビCMもガンガン放映しているのでNURO光の認知度が上がりました。 とくにリッチコンテンツを求めている人や、情報リテラシーの高い人ほど、より高速なインターネット環境を求めてNURO光に行き着く傾向があります。 NU...

GPONを採用したNURO光

LANケーブル・ONU・Wi-Fiのスペック向上で高速化

LANケーブルには規格があって、上限速度が決まっているってご存じですか?

「昔から使っているLANケーブルをそのまま使っている」という人であれば、LANケーブルのカテゴリーを確認してください。

通信機器の向上で、新しい規格が生まれています。
「昔は速かったけど・・」というのを時代的陳腐化と言われています。

アマゾンで値段を確認すると、3メートルのLANケーブル、CAT7が900円前後、CAT6が600円前後で販売されています。

カテゴリーCAT5
(カテゴリー5)
CAT5e
(カテゴリー5e)
CAT6
(カテゴリー6)
CAT7
(カテゴリー7)
通信速度
(上限)
100Mbps1Gbps1Gbps10Gbps

ONUも機種によって速度が違う

ONUは光信号とデジタル信号の相互変換を行う機器(箱)。

「あー モデムのことね」と思われるでしょうが、モデムはアナログ信号とデジタル信号の相互変換。

このONUも、メーカー・機種(スペックの違い)によって、通信速度が変わります。

いくら光回線に代えても、ONU・Wi-Fiなど、宅内の機器をリフレッシュしないと、速度は上がりません。

たとえて言うなら、高速道路を原チャリでアクセル全開にしている感じ。
NURO光に申し込みをすると、最新のONU(Wi-Fi機能内蔵)・LANケーブル(1本)まで無料で貸してくれます。

NURO光、提供機器 → https://www.nuro.jp/device.html

インターネットは、水道管に似ている

インターネットは、水道・電気といったインフラと特徴が似ています。そのインフラを一時期に利用する人数が多ければサービスが滞るのです。

水道の場合で言えば、供給している家庭が一斉に水道の栓を開けたとすると、一気に水圧が下がります。

まず高い場所に位置する家庭では水が出なくなります。低い場所でも水がチョロチョロとしか出なくなるでしょう。

インターネットは水道管とよく似ている

電気の場合だと、夏場の昼過ぎ電力消費量がピークに達する時間帯には、電力が枯渇します。
実際には警察・医療・鉄道などの公共機関への電力供給を保つために、一般世帯への電力供給を制限(停電)する措置が検討されます。

どちらの例も、現代の日本においてはインフラ整備が進み、緊急時のオペレーションも充実していることから、実際に水道が出なくなったり、停電したりすることはありません。

インターネットもこれと同じようにネットワークを利用する数が増えると通信網が混雑し、十分な通信速度が保てなくなります。最近では、ネットワークに接続する端末数が増加してインターネット回線はパンク寸前の状態とも言われています。

バックボーンの影響は?
他にプロバイダ間の通信主要幹線、いわゆるインターネットバックボーンも影響があるかと考えられます。
しかし、このバックボーンの太さに関しては、これまで、どのプロバイダからも公表されたことがなく、これから公表されることもないでしょうから考慮する必要がないと考えます。

あなたの生活がネットの速度を遅くしている?

以前であれば、各家庭に一台ずつあるパソコンでインターネットを利用していました。

しかし現在は、iPadなどのタブレット端末に加えて、iPhoneなどの携帯電話も自宅のWi-Fi環境を利用してネットワークに接続されます。

家庭内では分散される

4人家族であれば、それぞれにスマホがありYoutubeで動画を視聴し、LINEでゲームをしています。

そのうえテレビもインターネットに接続し、同時にパソコンを開いていたりするのが現状ですね。我が家も同じです。(笑)

インターネットの通信環境(インフラ)の整備は進んでいるのですが、接続する端末の増加に追いつくのがやっとという状態だといえます。

 

一戸建てとマンションの通信速度の違い

「光回線なのに思ったほど回線速度が速くない」という不満。

この原因の多くがマンションで採用されているVDSL方式に起因しているものがあります。

光回線の月額通信プランは、一戸建てよりマンションの方が安く設定されています。これは、ひとつの回線を多くの世帯で分けあって使っている事も反映されています。

flets

うえの画像は2016年9月現在のNTT Bフレッツの料金プランを一戸建てとマンションで比較したものです。
戸建てとマンションでは、月額料金で1,450円の差が生じています。年額換算すると17,400円。3年で52,200円もの差になります。

 

通信インフラの違い

先に書いたようにマンション(集合住宅)でインターネットの通信速度が遅いのは、一本の通信回線にアクセス(利用)するユーザー数と端末数が多いからにほかなりません。

マンションの光回線イメージ
マンションの光回線イメージ

上がマンション(集合住宅)の光回線のイメージ図。
これに対して、下の図が一戸建ての光回線のイメージ。

両者の違いがよく分かると思います。

一戸建ての光回線イメージ
一戸建ての光回線イメージ

さらにいうと、VDSL方式のマンションタイプの場合、マンションまで光ファイバーの回線が到達していても、マンション共用部内は既存ネットワークである電話線がLANケーブルを代用しています。電話線はLANケーブルに比べ、ノイズ対策と距離によるスピード低下が顕著に現れます。

インターネットの速さを比較した場合には、一戸建てとマンションでは太刀打ちができない差があることを大前提として抑えておいたほうが良いと思います。その分、料金がずいぶん違うので満足できる人も多いのではないでしょうか。

プロバイダと回線業者の違い

インターネット通信に関して、一般の消費者がもっとも混同している言葉が、プロバイダ・回線業者の違いにあるのではないかと考えます。

回線業者とは光ファイバーの敷設と設備の設置を行う業者です。家の近くから光ファイバの線を引っ張ってきて、家庭のLANケーブルに接続してくれる工事を引き受けています。

一方で、プロバイダは敷設された光ファイバーからの通信をインターネット網に接続する業者です。

ちなみに接続業者とインターネット網を接続している主要幹線をインターネットバックボーンと呼んでいます。下の図をご参照ください。

一戸建ての光回線イメージ

代表的な例でいうと

  • NTT フレッツ光・・・・回線業者
  • ぷらら・・・・プロバイダ(接続業者)

ちょっと分かりにくいですね・・・。
分かりやすく高速道路に例えるとすると、

  • 高速道路の工事・整備を行う建設会社が回線業者
  • 完成した高速道路を管理・運営するNEXCO(旧日本道路公団)が接続業者(プロバイダ)

に当たると言えそうです。

NTTとぷららの両社と契約を結んでいるため請求書が二枚くるのはこのためです。(最近は一本化されるようになりました)

おすすめはプロバイダ・回線を一体で行う業者

インターネットの回線速度を速くしたい人にとって最もオススメといえるのは、プロバイダと回線が一体としてサービスを行っている会社。

接続と回線が別の事業者の場合、問題と思われる箇所は他社のせいにしてなかなか改善しない状況にあります。しかし、接続と回線がひとつの事業者にある場合、「接続の不具合」や「速度低下」などの問題に一貫した原因の追求ができます。

通信障害となっている部分、通信網のなかのボトルネックとなっている部分などを、ひとつの事業者の中で問題を切り分けて検証実験できることが問題解決の糸口になっています。

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