すでに家庭用の無線LAN(Wi-Fi)も普及期に入っていると思われます。
我が家でも、無線LAN導入から10年が経過、すでに無くてはならない設備となっています。
ちょっと古いニュースですが、他人の家の無線LANのパスワードを盗みとり、タダ乗りしたあげくにフィッシング詐欺をした容疑者が逮捕されました。
藤田容疑者は自宅から数メートル離れた家の通信を傍受機を使うなどして盗み取ったうえ、専門の解析ソフトを使用し WEP 形式のパスワードを割り出したとみられる。
藤田容疑者は既に、遠隔操作ウイルスを送ったほか、他人のネットバンキングの ID を不正取得し、自分の口座に約1600万円を不正に送金したとて、不正アクセス禁止法違反などの罪で公判中。
警視庁は、藤田容疑者が発信元を隠す為に、これまでに 90 回以上にわたり、他人の無線 LAN を勝手に使う「 ただ乗り 」を繰り返し、ネットバンキングの利用者の預金を別の口座に不正に送金していたとみて余罪についても追及する方針。
ニュースによると、Wi-Fiのパスワードは無料の解析ツールで簡単に取得できたといいます。
このWi-Fiの暗号形式が”WEP”という古い規格です。
もちろん、導入当時は最新の暗号規格であったわけですが、時代的陳腐化が激しいインターネット界隈では、あっという間に古くなってしまいます。
かくいう我が家でも、5年前まで普通にWEP形式のWi-Fiを使っていました。
しかし、速いプロバイダーに変更した際にWi-Fi機器も一新したんです。
“WEP”形式に代わる新しい暗号形式は、”WPA2″が解析されづらく安全性が高いと言われています。
たんにタダ乗りされて、悔しい思いをするだけならばいいのですが、自宅のIPを踏み台にしてウイルスをまかれたり、不正送金をされたりするのは許せないでしょう。
プロバイダー・回線業者にとどまらず、Wi-Fi機器なども定期的に見なおすことを強くおすすめいたします。